最初に買った株は、今でもはっきりと覚えています。
あのときは手探りの中、自分なりに調べて「これだ!」と思って購入したのがきっかけでした。
結果的にその株は上昇し、初めての利益も得られました。
でも、ただ運が良かっただけなのかもしれない——。
そう思ってからは、改めて「株の選び方」について真剣に考えるようになりました。
なぜ、その株を買おうと思ったのか?
まず振り返ったのは、「初めての株を買った理由」です。
当時はニュースやSNS、YouTubeの情報を見ながら「なんとなく良さそう」と思って選びました。
けれど、今思えば情報の裏付けが足りなかったと思います。
上がったのは結果的に良かったけれど、再現性がないまま次の銘柄を選んでいたら、勝つことは出来ません
銘柄選定で意識している3つのポイント
現在は、以下の3つを意識して銘柄を選ぶようにしています。
① 成長性のある業界に注目する
まず注目するのは、今後も伸びていく業界かどうかです。
たとえば、以下のようなテーマには注目しています。
- 人工知能(AI)
- 半導体関連
- 再生可能エネルギー
- サイバーセキュリティ
- インフラ投資関連(電線地中化、建設など)
単に話題性だけでなく、「国が力を入れている」「海外でも注目されている」といった観点から見ています。
② 業績・財務が安定している企業
どんなにテーマが良くても、企業自体が赤字続きだったり、自己資本比率が低すぎたりすると不安です。
できるだけ「黒字が継続していて、財務も安定している企業」を選ぶようにしています。
具体的には、SBI証券やマネックス証券などで企業情報を見ながら、
- 売上・営業利益の推移
- 自己資本比率
- ROE・ROA
などをざっくり確認しています。
③ 株主還元の姿勢(配当や優待)
個人的には、配当や株主優待がある銘柄にも注目しています。
配当利回りが3~4%以上あると、株価が多少上下しても気持ち的に安心できるからです。
優待については、無理に狙うことはしませんが、「自分がよく使うサービス」などに関連しているときは積極的に検討しています。
実際に注目しているジャンル・企業
直近では、以下のような銘柄やジャンルに注目しています(※あくまで投資推奨ではありません)。
- 半導体製造装置関連企業:日本が強みを持つ分野で、世界的な需要も高い。
- 防衛・サイバーセキュリティ関連:国の予算が増えており、今後も安定成長が見込める。
- 電線地中化に関わるインフラ企業:災害対策の観点から国策的なテーマ。
- 高配当銘柄:商社や金融系など、利回りが高くかつ業績が安定している企業。
特に「国策に逆らうな」という言葉があるように、国が予算をつけている分野には素直に乗っかるようにしています。
銘柄選定を続ける中で感じたこと
いろいろと試行錯誤してきましたが、完璧な選び方なんて存在しないというのが正直なところです。
ただ、自分なりの「軸」を持つことで、情報に振り回されずに済むようになりました。
SNSでバズっている銘柄を見ても、「自分の基準に合わないからスルーしよう」と判断できるようになったのは大きな成長です。
最後に:これから投資を始める方へ
投資は自己責任ですが、情報と向き合い、経験を積むことで「見える景色」が変わってきます。
最初は分からないことだらけかもしれません。
でも、1銘柄1銘柄、理由を持って選んでいくうちに、だんだんと自信もついてくるはずです。
ぜひ、あなた自身の「投資スタイル」を少しずつ作っていってください。
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