株価を見るための「代表的な指標例」とは?

株式投資で成果を上げるためには、株価の動きや企業の状況を客観的に判断できる知識が必要です。その判断材料となるのが株価指標です。
ここでは初心者でも覚えやすい7つの代表的な指標例を紹介します。テクニカル分析に使うものから、企業の割安・割高を判断する指標まで幅広くカバーしています。

代表的な株価指標7選(初心者向け解説付き)

1. 移動平均線

一定期間の株価の平均値を線で結んだもので、株価の流れや方向性を把握する基本的な指標です。
短期(5日や25日)と長期(75日など)の移動平均線の交差は「買いサイン」や「売りサイン」として活用されます。

初心者向けポイント:短期線が長期線を上抜けたら上昇傾向に入る可能性があります。

75日平均線を25日平均線がしたから突き抜けたようなチャートが出ていたらチャンスかもしれません!

2. トレンド

株価が上昇傾向なのか、下降傾向なのかを示す方向性のことです。
上昇トレンドでは押し目買い、下降トレンドでは戻り売りが有効とされます。トレンドラインやチャネルラインを引くことで視覚的に判断できます。

初心者向けポイント:上昇トレンド中は短期的な下落で買いチャンスが訪れることが多いです。

基本的に上昇トレンドの波に乗る「順張り」が勝ちやすいかなと感じます

3. ローソク足

1日の値動きを「始値・高値・安値・終値」で表すチャート形式です。
陽線(終値が始値より高い)と陰線(終値が始値より低い)の形や並びから、市場の心理や次の値動きを予測します。

初心者向けポイント:長い下ヒゲは「買い圧力」が強かったサインになることがあります。

長い下ひげは、売りの力に対向する力の強さと捉えられます

4. 出来高

一定期間に取引された株式の数量です。
出来高が増えるのは、市場参加者の関心が高まっている証拠。株価の上昇や下落の信頼度を判断する材料にもなります。

初心者向けポイント:株価が上がるときに出来高も増えていれば、上昇の信頼度が高いです。

5. PBR(株価純資産倍率)

企業の株価が純資産と比べて割安か割高かを判断する指標です。
一般的にPBRが1倍を下回ると「割安」とされますが、業種や成長性によって適正水準は異なります。

初心者向けポイント:PBR 0.8倍は、純資産よりも株価が20%安い状態を意味します。

6. PER(株価収益率)

株価がその企業の利益に対して何倍の評価をされているかを示します。
PERが低いほど割安、高いほど割高とされますが、成長株は高PERでも買われるケースがあります。

初心者向けポイント:PER 10倍は「利益の10年分で株価が評価されている」という意味です。

7. 日経平均

日本の代表的な株価指数で、東証プライム市場に上場する主要225銘柄の平均株価を示します。
市場全体の動向を把握する際に役立ち、自分の保有株の動きを日経平均と比較することで相対的な強弱を判断できます。

初心者向けポイント:日経平均が上昇しているのに自分の株が下がっている場合、個別要因の可能性が高いです。最近は、先物のチャートがヒントになる気がしています

まとめ

株価指標は1つだけで判断するのではなく、複数を組み合わせて総合的に分析することが大切です。
最初は移動平均線やローソク足など、視覚的にわかりやすい指標から始め、徐々にPBR・PERなど企業価値を測る指標も取り入れていくと、より精度の高い投資判断ができるようになります。

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